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気ままに、自由帳気分でかきかきします。全くの自分用です。
Posted by - 2024.05.08,Wed
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Posted by saku - 2013.05.29,Wed
ノルウェイの森 上 (講談社文庫)
村上 春樹
講談社
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映画の感化されて、2回目の読破です。
なんだか一文一文に、心が浄化される思いでした。読んでいて明瞭に一回目の読書感が思い出されたんだけど、当時はそれはもう平々凡々と読んでたなぁとしみじみ反省してしまいました。それは、まぁこれが私にとって初めての村上作品だったし、仕方ないだろうなぁとは思うけど、今は村上さんのもろもろをいろいろ知っているので、当初に比べ発見される部分が多々ありました。嬉しいことです。

一番印象に残ったのは、ハツミさんに優しく怒られるところでした。「あなたはそういうことをするべきじゃない」って感じでね、ほんと、ものすごく怖いと、冷え冷えしたんだけど、でもハツミさん素敵・・・。ハツミさんみたいな女性になるにはどうしたらいいですか?って感じです。
一回目は全然脇役話だと思ってたこの二人ですが、とんでもなかったですね。永沢さんとワタナベくんの関係は、初期3部作の僕と鼠の関係ですし。ハツミさんが亡くなって、永沢さんが弱音を吐く手紙を読んで、ワタナベくんは彼との関係を(やっと?)絶つことになったシーンは、すごく胸に残りました。
ハツミさんは亡くしていい人じゃなかったのです本当に・・・。

どうしてキズキは死んでしまったか? どうして直子は死の道を選んでしまったのか?(直子の場合はキズキが死んでから、もう死の影を踏んでいたけれど)
ワタナベくんが強く苦悩して、深く傷ついてくれてるから、私は少し癒されるのです。
この感想だけは当初と変わらないなぁ。
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